六つの希望 吉祥寺探偵物語 / 五十嵐貴久
「安政五年の大脱走」「リカ」「年下の男の子」など読んできたけど、五十嵐さんの作品の幅はすごい。そういえば「パパとムスメの7日間」もそうだ。
これは吉祥寺探偵物語の3作目?にあたるらしい。
そうとはよく知らず、古本屋で買ってしまいました。
私立探偵を営む傍ら、コンビニでバイトをしている主人公。この作品ではそのコンビニが、6人の老人によってジャックされます。人質を楯に出される5つの要求。
犯人たちは何者なのか?その目的とは?そして主人公はどんな立ち回りを見せてくれるのか?!
といった展開を予想すると思うんだけど、そこまででもない(笑)
割りとゆったり話は進むし、主人公は探偵然とした立ち回りはない。ただのコンビニ店員といった感じ。
でも、読んで後悔ということもなかった。おちついて一貫して面白い。読んだ人たちの感想だと、シリーズの他の編の方が面白そうなので、続いて読もうかな。
★★★☆☆